・・・「弟と代わりますから」という文を、日本人がなかなか英語に移すことができないのは英語という言語が常に自分と他者、I と you とを確認しながら発語される言語であるからである。英米人が I というときは、他者でも第三者でもなくゆるぎなくその存在価値を主張している自分自身なのであり、you というときは、自分自身の前にあって厳然とその存在を主張している他者なのである。
荒木博之(著)『日本語が見えると英語も見える』の一節(P.50)である。
英米人が I というとき、そんなに「ゆるぎなくその存在価値を主張している」のであろうか。
また、西洋人は the ego (自我)や identity を持っているのに対し、日本人にはそれがない(少ない)ともよく言われる。
果たしてそうだろうか。
新津信治・里中哲彦(共著)『たたかう英文法』より。
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