カテゴリ : 英語を学ぶ

古代エジプト王、トレミーがユークリッドに質問した。

「もっと簡単に幾何学を学ぶ方法はないか?」

ユークリッド、答えて曰く。

「幾何学に王道なし」

「幾何学」が「学問」に変わったけれども、人口に膾炙した言葉。
かつ、ネイティヴは知らぬが日本人は誰でも知っている英語の格言、のひとつ。

There is no royal road to learning.

学問に王道なし。

王道がない、とは、近道がないと同義だと思いますが、本屋、あるいはネット上には "近道学習法" で溢れ返っていますね。

続きを読む »英語学習の王道

参考書

江利川春雄『受験英語と日本人』を読了。
レビューするには3回読んでから、と決めているので、今回はこの書籍の本題、"受験英語の歴史" 以外のことをサラッと書きます。

サラッと、いつものごとく、長文で。

続きを読む »江利川春雄『受験英語と日本人』~受験英語が果たしてきた歴史

ここ2ヶ月、英語をほとんど勉強していません。
その理由としては、昨秋に『罪と罰』の英訳を読んだから。

他言語からの英訳は、比較的やさしい英語で書かれており読みやすいですが、ああいう大作は、心・頭・体力の消耗戦。

いろんな意味で、果てました。

英語の勉強といえば、復刊された伊藤和夫(著)『英文法教室』をレビューしようと思って読んでいるくらい(コメントに返信するためにペーパーバックを一冊読みましたが)。

あとはもっぱらラテン語の勉強。

ラテン語を学んでみて、英語を含む語学学習一般について思ったことを書いてみます。

続きを読む »ラテン語を勉強して思ったこと

英語に限らず、どんな言語でも学ぶことは難しいと思いますが、英語の難しさはちょっと違うところにあるのかな?と思います。

最近ラテン語を復習し始めて、つくづく思いました。

英語とラテン語、どっちが難しいか、といったら、究極的には同じでしょうけど、ラテン語のほうが "勉強すること自体" はやさしいと思います。

その理由。

まず第一。
「話す・聞く・書く」必要性がない(個人的には)。

第二。
参考書の数が少ない。
つまり、どう(何で)勉強すればいいか、悩むことがない。

続きを読む »日本人と英語の奇妙な関係

渡部昇一(著)『英文法を知ってますか』(文藝文庫 P.249)より。

私の教え子でアメリカで学位を取った人は、教授がこう言うのを聞いたことがあるそうだ。
 「留学生が "We was" などと言うのを聞いても許せるが、レポートにそう書いてあったら、そんなものは読まない」と。

英語のネイティヴ・スピーカー向け英語の英文法書は無数にある。
その点、日本人向けの日本語文法の本がほとんどないのとは対照的。

日本では、「論文の書き方」のたぐいの本や、一時期の「漢検」ブームの影響か、「約める(ツヅめる)、感ける(カマける)」のような「読めそうで読めない漢字」についての本は星の数の十倍ほどあるのに対し、英米では基本の基本、「正しく、かつ、いかに簡潔に書くか」という本が実に多い。

なぜだろうか?

続きを読む »だから英文法に賛成する(3) ~「手段」 としての英文法

While I was growing up in New York someone told me that if I dug a deep enough hole in the garden I would eventually reach China. Japan seemed even farther away.

ニューヨークで少年期を送っているとき、こんなことを言われたことがある。庭に穴を掘って掘って掘りつくすと、最後には中国に辿り着ける、と。日本はまだ遥か彼方にある存在であった。

ドナルド・キーン(Donald Keene)さんの『On Familiar Terms』の書き出しです。

満州事変が起こったときの感想。

Japan seemed like a very frightening country. I am sure that if anyone had predicted at the time that when I grow up my life would be devoted to Japan, I would have been absolutely astonished.

日本に対する印象は、身の毛がよだつような国であった。だから断言するが、その当時、誰かに「君が大人になったら、その後の人生は日本に捧げられることになるよ」とでも予言されたら、さぞ仰天したに違いない。

しかし、この英文の架空の予言者の言葉はピタリと当りました。

続きを読む »外国語を学ぶ、そのきっかけは?

どうすれば英語ができるようになるのか?

これは日本での英語学習が始まって以来、続いている問題でしょう。

まあ、究極的には、

英語ができるようになるなら、どんな方法でも良い。

のでしょうけど。でも、

それでは、どんな方法が一番良いか?

という疑問が起こり、無限ループに陥る。

続きを読む »自分に合った英語学習法とは?

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