日々参考にしている英文法書を3つレビューしたいと思います。
見比べてみるために、英語学習者にとっての難問、仮定法の記述を引用します。
最初に、「表現のための実践ロイヤル英文法」から。
旺文社:綿貫陽,マーク・ピーターセン(共著)
| 価格 | 1,890円 |
| レベル | 初級・中級~ |
| ここが○ | 説明が親切。ピーターセンの Helpful Hint も面白い |
まずは、さっそく仮定法過去の記述。
表現のための実践ロイヤル英文法の仮定法過去の記述
(2)仮定法過去
If there were no water, the trees would not be green.
(もし水がなければ,木は緑ではないだろう)If you won the lottery, would you quit your job?
(もし宝くじが当ったら,仕事を辞めますか)●第1の例文は現在の事実に反する仮定であるが,第2の例文は,あまり起こりそうのもない未来のことについて仮定していることに注意。
ちなみにですが、宝くじに当ったら、自分は仕事辞めます。
続いてマーク・ピーターセンさんの Helpful Hint の話。
仮定法と直説法の違いについてです。
続きを読む »おすすめ英文法書、比べ
薬袋善郎さんの参考書は好きで、ほとんど集めてます。
先日、「英語ベーシック教本―ゼロからわかる」を買いました。
薬袋さんの本が好きだと言っておいてなんですが、読み通した本は半分くらい。
大抵、パラパラ読みで、目にとまったところを読む、という感じ。
あまりの精読ぶりに、少しヘキエキしてしまうことがあります。
ご承知のとおり、薬袋さんの英文解釈法は、徹底した品詞分解。
薬袋さんは、「英文の解剖」といっています。
英文に出てくる全ての単語を品詞分解し、その働き、何を修飾するのか、を明らかにするのが「英文の解剖」の方法。
「英語ベーシック教本」のレビューはきっちりと読んだあとにして、今回は「品詞分解」することは良いのか?悪いのか?についての話。
続きを読む »英文法と品詞分解
今日の洋書も「The Black Ice」。
読んでいたら次の文がありました。
主人公のボッシュが、とあるアル中の男の部屋にいる場面。
Amidst the glasses on the night table was an ashtray overloaded with butts.
【語句】
¶amidst/アミドゥスト(前置詞)…の真ん中に,…の中に。
¶night table (名詞)(寝台の)サイドテーブル。
¶ashtray/アシトゥレイ(名詞)灰皿。
¶overload/オウヴァロウド(動詞)めいっぱい詰め込む。
¶butt/バト(名詞)吸い殻。
-M.Connelly 「The Black Ice」
自分はこの文をこう考えました。直訳すると、
ナイトテーブルの上にあるたくさんのグラスに混じって、タバコの吸い殻がギュウギュウ詰まった灰皿があった。
続きを読む »吸い殻は、どこだ!?
木村哲也(著)
副題に「日本語の発想・英語の視点」とあるように日本人が間違えやすい英語表現について書かれています。
しかし、いわゆる「ここがおかしい日本人英語」のたぐいではなく、あることを表現する場合の日本語と英語の発想の違いについて説かれています。
この本を読んだのはもう何年も前ですが、いまだに感化され続けており、英語らしい表現に出会うと「あっ、英語らしいなぁ」と読み返してみたり、例文を集めたりしています。
続きを読む »「英語らしさに迫る」木村哲也(著) 英語、っぽさ。
最近とても面白い本を読み返しています。
塚本哲也著 「エリザベート ハプスブルク家最後の皇女」
英語には直接関係ある本ではありませんが、欧米の外国語を学ぶには欧米の歴史を知ることも重要だ、ってことで。
ハプスブルク王朝(帝国)は第一次世界大戦後に崩壊してしまいましたが、なんといっても(フランスのブルボン王朝と並び)”血統”の良さではナンバーワンです。イギリス王朝の比ではありません。
この本は、ハプスブルク最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフ帝の孫、皇女エリザベートの人生を中心に、19世紀から第二次大戦までの激動のヨーロッパを描いています。読みやすく、ヨーロッパの大乱で翻弄される小国の苦悩がヒシヒシと伝わってきます。
とても良い本です。
それはさておき、今日洋書を読んで気になった英語のこと。
構文的に書けば、There is 名詞 ~ing。
続きを読む »英語構文 There is 名詞 ~ing、その1
