カテゴリ : 英語のはなし

このブログを始める前は、James Joyce の 「Ulysses」に熱中していまして。

で、「Ulysses しちてんばっとー記」なるものを「一太郎」で作っていました。

たとえば、lourdliy なる単語について。

※(G)とは、「Ulysses」の注釈本 Don Gifford の 「Ulysses Annotated」
※(T)とは、Weldon Thornton の「Allusions in Ulysses」

(G)によると、意味は =heavily。
(T)にはない。
なぜか OED にも載っていない。
スペルが似ている単語で、lourd、lourdly 「にぶい,だるい,のろい,馬鹿な』はある。
この2語は仏語からの借入語。
ということは、仏語の lourd もしくは、借入語 lourd、lourdly からのジョイスの造語か?スッキリせず。

続きを読む »Ulysses の誘惑

福沢諭吉は20世紀の幕開けとなる1901年に他界しました。

ペリー来航(1853年)から第二次大戦の敗北(1945年)に至る約100年、日本は激動の時代でした。
福沢はその前半、徳川幕府の崩壊、「近代日本国家」の誕生、帝国主義国家への変貌の時期を生きたことになります。

といっても、日本の歴史について書くつもりではありません。
あくまで、英語に関係する話を中心に書く予定です。

欧米との接触により、日本の学問は、漢学から英語(当時は英学と言っていた)に主体が移っていきます。

そこで、日本人が英語学び始める過程を、福沢諭吉の生涯を通して、追っていこうと思っています。

続きを読む »福沢諭吉、英学を志す(1) ~幕府時代と父の他界

ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)といえば、第二次世界大戦時のイギリスの首相として有名です。

ですが、チャーチルは1953年にノーベル文学賞を受賞したほどの名文家でもあります。

今回は、チャーチルの「My Early Life」の中に出てくる、7歳になり、初めて学校に行ったときの話でも。

続きを読む »チャーチル、七歳にして天命を知る

恋愛の英語が熱い、らしい。

根拠は全くないが。

が、(根拠はないが)「恋愛の英語」はかなり熱い(らしい)ので、自分も同じ bus に乗ってみる。

でもまあ、実践的な「恋愛の英語」は自分の守備範囲にあらず。
そういう英会話は、その手のブログ・サイトにお任せ。

ということで、古典や純文学の「恋愛の英語」でも。

続きを読む »恋愛の英語

何年か前まで、「日本の英作文の問題集の解答は、おかしな英文が多い」などと言われていました。

確かに make it a rule to ... などといった、最近ではあまり見かけない(聞かない)表現を使っていた記憶があります。

今の英作文の問題集はどうなのでしょう?

最近のことはわからないので、今回は むか~し むか~しの英作文の参考書のはなし。

続きを読む »昔の英作文の参考書

外国の本を原文で読むのと、翻訳で読むの、どちらが多いでしょうか?

自分は圧倒的に翻訳で読むほうが多いです。

「洋書と英語の日々」なんていうブログをしていながら。

それは、苦労はするが、なんとか原書で読める外国語は(ほぼ)英語だけ、という簡単な理由。とはいっても、科学関係などの原書は逆立ちしたって読めませんけど。

そのほかの言語で書かれた本は、翻訳で読むしか選択の余地がありません。まあ、選択の余地があるとすれば、読むか、読まぬか、だけ。

で、今回は翻訳のはなし。

続きを読む »翻訳って

英語には、「ヒト」を表す単語がいくつかあります。

man, mankind, people, human など。

今回はそれらの言葉の話。

語源については、OED(Oxford English Dictionary オックスフォード英語辞典)と英語語源辞典を参考にしました。

まずは、man

man

man は「(成人の)男」と「人類」。

最近は man で「(性別を問わず)ヒト」を表すのは「性差別だ」ということで、man の代わりに person を使い始めています。

chairman 「議長」→ chairperson など。

fireman 「消防士」は man をさけて fire fighter というそうです。

fire fighter なんか、かっこいい。

じゃあ女性、woman の man はどうするのでしょう?

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