仮定法のひとつ、
If it were not for ~
(かりに)~がなかったら
思えばずいぶんと不思議な表現である。
主語の it は何を指す?
for なのは、なにゆえ?
「けったいな表現だなぁ・・・」と思いつつも、そこは暗記で。
それでも英語を読んだりするのには支障ないですが、「この構文・・・なぜ?」と思う人もいるはず。
酒井典久(著)『英語のしくみが見える英文法』は、そんな「なぜ?」に答えてくれる参考書です。
続きを読む »酒井典久(著)『英語のしくみが見える英文法』
愛用している『ロングマン英英辞典 (Longman Dictionary of Contemporary English)』の背表紙がとれて、早一年。
辞書に限らず、洋モノの本は装丁がマズイ。日本の本は、どんなに中身が薄っぺらな本でも、装丁だけはしっかりしているのに。
続きを読む »英和辞典、英英辞典の使い方(前編)
英語に多義語は数あれど、as ほどやっかいな単語はないでしょう。
役割としては、接続詞・前置詞・副詞・関係代名詞。
意味は、いっぱい。
それぞれの使われ方は、辞書を見れば品詞別に書いてあります。
ですが、今回は実際に一冊の洋書を読みながら、as がどのように使われているのか、順番バラバラに見ていきます。
続きを読む »多義語の大王、as について(1)
関係代名詞には「制限用法」と「非制限用法」がありますね。
「制限用法」は「限定用法」。
「非制限用法」は「継続用法・連続用法」などとも呼ばれます。
(なんだ、意味不明なこの文法用語は!と心の叫び)
簡単にいえば、コンマ「 , 」がなしが制限用法。
カンマありが、非制限用法。
しかし、英語を読むうえで、関係代名詞が重要なのは、カンマがある・なしの二分法だけではありません。
続きを読む »関係代名詞についての、ちょっとしたメモ
復刊された、山崎貞『新々英文解釈研究』を半年かけて読み終えました。
拙記事 - 山崎貞『新々英文解釈研究』
同時に、伊藤和夫『英文解釈教室』を何度か通読。
拙記事 - 『英文解釈教室』のスゴさに気づいた!
それは、伊藤和夫の、次の言葉が頭にあったから。
山崎貞という人がいた。この人が大正元年に出した英文解釈の本が、もちろんその間に手を加えているんだが、以来、半世紀以上にわたってまだ図書館じゃない、本屋にあるんだよ。
僕は最初アルバイトと思って始めた予備校教師の仕事だったが、どこかで本気でやることになってからは、せっかくやるなら、やっぱり山崎貞を駆逐するくらいのことはやりたい。そうでなければ自分がこの分野に足を踏み入れた意味はないと思ったのは事実だね。
昭和52年に『英文解釈教室』(研究社)を出して、これが山崎貞を駆逐した。そして、英文解釈の参考書は、一部に難しすぎるという声はあるんだけど、大体、ネコもシャクシも『英文解釈教室』ということで、この20年きてるんだ。
―引用元
続きを読む »英語の参考書、その盛衰
Thou shalt want ere I shall.
1031問ある練習問題の、791問目。
現在 流通している(使われている、ではない)受験参考書に thou や shalt が出てくることは、ないだろう。
練習問題の出典をみると、Dickens、Mark Twain、Conan Doyle、そして、Shakespeare の名前まである。
『ハリー・ホッター』などのファンダジーや、『ダ・メダヨ・コンナノ』、もとい、『ダ・ヴィンチ・コード』などのミステリーを原書で読みたくて、英語を勉強するようになった、という人も多いでしょう。
それは、とってもいいことだと思います。
ただ、英文学は何も「ファンタジー」や「ミステリー」だけではあるまい。
続きを読む »山崎貞『新々英文解釈研究』
伊藤和夫(著)『英文解釈教室』ほど賛否両論分かれる参考書はないだろう。
伊藤を崇拝する人の中には、「伊藤師」なる尊称?を使う者もいる。
まるで宗教のようだ。
自分は実際の伊藤和夫は知らない。
ただ、その参考書から察するだけである。
そもそも、「人物としての伊藤和夫」にはあまり興味はない。
だが、先週末、何気に『英文解釈教室』を読み返していて、
・・・これはすんごい!
と、やっと気づいた。
続きを読む »『英文解釈教室』のスゴさに気づいた!

