今日の洋書も「The Black Ice」。
読んでいたら次の文がありました。
主人公のボッシュが、とあるアル中の男の部屋にいる場面。
Amidst the glasses on the night table was an ashtray overloaded with butts.
【語句】
¶amidst/アミドゥスト(前置詞)…の真ん中に,…の中に。
¶night table (名詞)(寝台の)サイドテーブル。
¶ashtray/アシトゥレイ(名詞)灰皿。
¶overload/オウヴァロウド(動詞)めいっぱい詰め込む。
¶butt/バト(名詞)吸い殻。
-M.Connelly 「The Black Ice」
自分はこの文をこう考えました。直訳すると、
ナイトテーブルの上にあるたくさんのグラスに混じって、タバコの吸い殻がギュウギュウ詰まった灰皿があった。
続きを読む »吸い殻は、どこだ!?
簡単なようで、よく考えてみると「あいまい」な言葉があります。
男が車の中にいる場面。
He reached into the glove compartment for a leather pouch containing his flashlight and picks and got out.
【語句】
¶pouch/パウチ(名詞)小さな袋,小物入れ,ポーチ。
¶pick/ピク(名詞)先のとがった道具,ピック。【訳】
彼は glove compartment に手を入れ、懐中電灯とピックが数本入った革袋を取り出し、車から出た。
-M.Connelly 「The Black Ice」
続きを読む »reach for ミステリーの英熟語
★洋書のミステリーに出る英単語
butt [ バト ]
【名詞・動詞】
1.尻。
2.煙草の吸いさし,吸い殻。
3.銃の床尾,台尻。
4.口出しする。
butt は多義語で、一見すると意味がバラバラに思えますが、要するに、4.の「口出しする」以外は、ばくぜんとした定義ですが、
物の太い方の端(はし)、という感じでしょうか。
続きを読む »butt ミステリーの英単語
木村哲也(著)
副題に「日本語の発想・英語の視点」とあるように日本人が間違えやすい英語表現について書かれています。
しかし、いわゆる「ここがおかしい日本人英語」のたぐいではなく、あることを表現する場合の日本語と英語の発想の違いについて説かれています。
この本を読んだのはもう何年も前ですが、いまだに感化され続けており、英語らしい表現に出会うと「あっ、英語らしいなぁ」と読み返してみたり、例文を集めたりしています。
続きを読む »「英語らしさに迫る」木村哲也(著) 英語、っぽさ。
伊藤和夫(著)
薬袋善郎著『TIME を読むための10のステップ』にこうあります。
最高峰の参考書として『英文解釈教室 改訂版』(研究社出版、伊藤和夫著)があります。この本は英語の考えられるしくみを網羅した参考書なのですが、例文が難解なことと分量が多いこと、そのわりに解説があっさりしすぎていて、かなりの力がないとつらいと思います。ただし、読めれば『タイム』の英文であろうと構造がまるでわからないなんてことはなくなるでしょう。
『英文解釈教室』は時代遅れの英語教育の代表と言われている参考書です。
「難しすぎる」 「受験生には必要ない」など。
確かに難しい。
続きを読む »「英文解釈教室」伊藤和夫(著)
日本語で「盗聴(する)」を他の言い方では何と言うのでしょうか?
盗み聞きする、聞き耳を立てる、か。
でも「盗聴する」とは違う。
盗聴は”機械を使って盗み聞きすること”だから。
そうすると日本には「盗聴(する)」ことを表す言葉は一つしかありませんが、英語ではいくつかあります。
bug, tap, wire の三語がよく出てきて、それぞれ名詞・動詞の両方で使われます。
続きを読む »bug tap wire ミステリーの英単語
辞書を読むのは楽しい。
つれづれに読んでもいろんな発見があります。
たとえば普段使っている『ジーニアス英和辞典』で apple を引くと、
5 《米俗》 白人べったりのインディアン( cf. banana 3).
とある。
apple にそんな意味があるのかと思い、ついでに banana を見る。
3 [C] ((米俗)) 米国のことしか知らない東洋系の(3世・4世の)米国人 《◆ バナナは外は黄色で中は白いことから》.
ひどいなぁと思いながらも、言い得て妙、と感心。
今の辞書を読むのも楽しいですが、昔の辞書にも readable (読んで楽しく役立つ) ものがたくさんありました。
続きを読む »田中菊雄と『岩波英和辞典』
