2011年6月のエントリー

・・・誤訳というもの、わたしは畳の埃に似たものだと信じている。絶無などということは完全にない。叩けば出るに決まっているのだ。

名翻訳家、故・中野好夫の言葉です(『英文学夜ばなし』152ページ)。

続いて中野曰く、

 もちろん、かくいえばとて、極力誤訳を避けるためには、汲々としてこれ及ばざるをおそれなくてはならぬのは当然である。但し一概に誤訳といっても、おのずから質的に別があるように思える。
 ― 「同書」 123ページ。

翻訳と参考書の和訳はまた質的に別があるでしょう。
個人的には参考書の和訳はある程度、直訳でもいいと思っています。
しかし、意味が変わってしまっては、マズイ。

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