2009年8月 3日
「そういう」英単語と、four-lettter words
今回は、英語の「そういう」単語について。
「そういう」単語について書くと、大量にビュンビュン飛んできそう。
スパムなトラックバックやコメントが。
gag について書いたときは、ひどい目に合いました。
それ以来、「そういう」単語はさけてきたのですが。
しかし、native の方と、「そういう」話をしたい人もいるだろうし。
「そういう」人にとっては、「そういう」単語は、越えねばならぬ、逢坂(あふさか)の関。
スパム覚悟で。
Super Super Dirty!
Junpei さんのブログの、Super Super Busy! より引用。
話の流れは、元記事を読んで下さい。
ゆっくりモードのAくんは、教えて欲しい言葉リスト 今日はBody Partsでした。
彼の知りたい言葉を一つ一つ教えていくと、
Chest/Breastが出てきた。
Chestは「むね」です。
Breastって、あんたTitsをなんというのか知りたいの?
ハイセンセイ!
一応「おっぱい」と教えておきました。「チチ」とはなんぼなんでもねえ 教えられなかった。
そしてそのまま下にいくと
"Penis"と"Vagina"まであるではないか!
「ところでPenisとVaginaだけどさ、医学用語が知りたいんだよね。」と私
「みんな外国語を習うときDirty Wordsを学びたくなるものです」とAくん
それを教えながら、周りに日本人がいないことをひたすら願いました。
これってセクハラ?
A くんの言葉。
「みんな外国語を習うときDirty Wordsを学びたくなるものです」
これは、聖書からの引用?
もちろん、自分は質実剛健にして、剛毅朴訥な男。
「そういう」words には目もくれません。
でもなぜか、洋書から集めている英文の中に「そういう」のが混じっていまして。
breast や tits の例文。
She rubbed her breasts on his biceps and gave her best seductive smile, only inches away.
¶ bicepts 上腕二頭筋、二の腕。
【訳】彼女は胸を彼の二の腕にこすりつける。これでもか、という挑発的な笑顔。しかも、思いっきり顔を近づけて。
― Jhon.Grisham 「The Firm」
breastsですから、2つともですね。
はさんだ、のでしょう、ムギュっと。
続いて。
His eyes remained on her face, not even looking at her tits, her flat belly.
彼の目は彼女の顔に釘付けになった。胸やキュッとしまったウエストにさえ、目もくれずに。
― Jeffery.Deaver「The Bone Collector」
同じく、tits と複数。
まあ、片方だけ見る、ということはないでしょう。
知ってる単語に潜む、「そういう」意味
よく知っている単語でも、俗語で「そういう」意味になる単語があります。
次の英文は、訳すかどうか、迷いましたが・・・
He asked me what I want for Christmas and I cupped my hands around his ear and whispered:Your big prick, silly, in as far as it will go.
彼が私に聞くの。「クリスマスには何が欲しい?」って? だから私は両手で彼の耳を包んで、小さな声でそっと答えたわ。あなたのおっきなアレよ。もう、わかってるでしょう! 奥まで思いっきり入れてね。
―T.Harris「Red Dragon」
ご存知、prick は、名詞で「刺す物、突く物」。
だから、俗語で、そういう意味に。
pricks と複数形になっていないのは、説明するまでもないですね。
英語には、日本語より「そういう」単語が多い気がします。
cock、length などなど・・・
引用できない英文
集めたものの、引用できない英文もありまして。
たとえば。
↓ 猟奇的なのとか。
A stab of fear in him;he has never been erect before in the presence of a living woman.
恐怖が胸を突き刺した。生きている女性を前にして、××したことなど、これまで一度もなかったのだ。
― T.Harris「Red Dragon」
ほかにも・・・いや、ヤメときます・・・
「そういう」シーンで、英語の勉強
ハリウッド映画でもそうですが、純文学でも何でも、最近の洋書には、必ず「そういう」シーンが出てきます。
たとえば。
※ concede to ~ 「譲歩して、~に任せる」
He conceded to her in their lovemaking, letting her lead and direct him, use his body the way she wanted.
― Michael.Connelly 「The Black Ice」
訳文はいらないでしょう。
英文法の勉強にもなりますね。
let の用法・分詞構文・the way S V など。
案外、こういう英文で英語を勉強したら、上達が早いかも?
二千年の時を経て、解禁?
渡辺昇一(著)『英語の語源』に、「フェ△チオ考」と題する一編があります。
fella△io という英単語、見た目からしてそうですが、ラテン語起源。
その元になったラテン語は、fello 「お乳を吸う」。
以下引用。
しかし紀元102年に死んだローマの風刺詩人マルティアリス(英語ではマーシャルという)の本の中で、すでに卑猥(ひわい)な意味で用いられている。
この単語は長いこと禁忌語で、1961年になって、やっと解禁?になったそうです。
今は変わりましたが、ヨーロッパでは長い間、男色は忌み嫌うべき存在でした。
fella△io は、それを連想してしまうので、なかなか解禁にならなかったようです。
ちなみに、「そういう」行為を表現する?英単語は、普通は suck。
Joyce と four-letter words
suck といえば、お下品な言葉、いわゆる四文字語(four-letter words)の代表格。
音感としては、どうなんでしょう?
James Joyce は、『A Portrait of the Artist as a Young Man』の中で suck という音を、
But the sound was ugly.
と書いています。
Joyce といえば。
King of 四文字語、
もとい、Queen of 四文字語の、cu△t を初めて小説『Ulysses』(1922年)の中で使いました。
主人公が、死海、そしてユダヤ人を考えている場面。
The oldest people. Wandered far away over all the earth, captivity to captivity, multiplying, dying, being born everywhere. It lay there now. Now it could bear no more. Dead: an old woman's: the grey sunken cu△t of the world.
最古の民。世界中の遠い彼方へとさまよい歩く。囚われの身から囚われの身へ、数を増やし、死んでいき、いたるところで生まれる。その地は今もあるのだ。今やもう子を生むことはできないが。死んでしまった。老婆のあれ。この世の黒ずんで萎びてしまったばば。
― 柳瀬尚紀訳
当然、発禁処分。
screwball
野球にスクリューボールってありますね。正しくは、「スクルー」ですが。
screw は「ネジクギ、ねじこむ」。
ball は「球、玉」。
最後に、この2語を使った例文を。
The only ones with the balls to ask me out're the ones who want to screw all the time.
私をデートに誘う度胸がある人たちって、揃いも揃ってセックスのことしか頭にないんだもの。
― Jeffery.Deaver「The Bone Collector」
解説は不要ですね。
内緒ですが、自分は何気に俗語ファン。


コメント
from Junpei
四文字単語のお話の冒頭に使っていただけて
光栄です。(笑)
実にたくさんの言い方がありますよね。
特にPenisとSexはめちゃくちゃたくさん言葉がありますよね。
私もなんだったか忘れたけど、洋書を読んでいてわからない言葉が出てきたのでNativeの友達にSMSを送って、「これって何?」と聞いたらsexと返って来て恥ずかしい思いをしたことがあります。
普通っぽいのに口にするのが恥ずかしいのはIn&Outでしょうか?
2009年8月 5日 00:49
from まさんた
Junpei さん、こんにちは。
four-letter words の話をするのに、うってつけだったので、引用させてもらいました。
その2つを表す言葉、何十ってあるでしょう。
間違いなく殿方のアレを指していると思って辞書で調べても載ってないこともありますし。
「これって何?」と聞いて、「sex」という返事をもらったなんて貴重な体験ですねぇ。
In&Out、直接的過ぎますね。日本語の「出し入れ」とは逆ですが。
2009年8月 5日 17:55