come を使った英熟語その1

come を使った英熟語その1

「come を使った英熟語」の1回目は、

  • come about
  • come across
  • come after

の3つについて、英和・英英辞典から例文をあげ、どんなニュアンスの熟語なのか調べてみます。

come about

※ 基本動詞の重要性については、英語の基本動詞についてをご参照のこと。

※ come の基本概念については、come 英語の基本動詞にて。

come about を『Longman Dictionary of Contemporary English (以下、Longman)』で調べると、

to happen, especially in a way that is not planned

つまり、「(予期していなかったことが)起きる,生じる」。

How did the war come about?
その戦争はどのようにして起こったのか?
―「ヴィスタ英和辞典」

戦争が終われば世の中はがらっと変わることも。

A great change has come about since the war.
戦後大きな変化が生じた.
―「カレッジライトハウス英和辞典」

余談ですが、シェークスピアの「Romeo and Juliet」でも come about が出てきます。

「本当になる ( to turn out true )」という意味で使っていますが、今はこの意味はなくなりました。

To see, now, how a jest shall come about!

いよいよその冗談がほんとになるんですからねぇ.
松岡和子訳

(笑ふ) 戯談(じやうだん)が今となって眞(ほん)の事になったと思ふと!
坪内逍遥訳

come across

come across は、文字通りの意味で、「横切って来る」

He came across to where we were.
彼は私たちのいる所へ横切ってきた.
―「カレッジライトハウス英和辞典」

「横切る」から、少し比ゆ的に、「(偶然に) 出会う、見つける」。

Longman の定義。

to meet, find, or discover someone or something by chance

例文。

I came across an old diary in her desk.
私は偶然、彼女の机の中で古い日記を見つけた.
―「Longman」

その日記に書かれていたこと、とは...。

謎。

I came across a five-hundred-yen coin in the washing machine.
洗濯機の中で500円を偶然見つけた.
―「ヴィスタ英和辞典」

どうも洗濯中、ガラガラ・ゴトゴト音がしたと思ったら...。

500円玉だったのね。

お札じゃなくてよかった。

ガラスや鏡に、ペタっと貼って、乾かさなくちゃならないから。

それはともかく。

「言いたいことが、横切る」という意味で、「伝わる,理解される」という意味にもなります。

come across 伝わる

Her presentation came across well on TV.
彼女の発表はテレビで受けがよかった.
―研究社「新英和大辞典」

His explanation didn't come across well.
彼の説明はわかりにくかった.
「ジーニアス英和辞典」

同じような感じで、「受けた印象が~だ」
as をともなうことが多いです。

He comes acorss as a shy boy.
彼は内気なぼうやだと思われている.
―「ヴィスタ英和辞典」

come across 印象を与える

ぼうや、内気そうに見えて、その実...

ここでは言えません...。

She sometimes comes across being rather arrogant.
彼女を見てると、「自分勝手だなぁ...」と思うことがある.
―「Longman」

彼女だけでなく、人間ってみんなそうでしょ!

彼女の弁護をしてみました。She が誰だかわからんが。

come after

come after は、「~のあとに来る」で、「後を継ぐ」。

Barack Obama came after George Bush.
バラク・オバマがジョージ・ブッシュの次の大統領になった.
※ 自作英文です。

オバマ氏、米国初の黒人大統領(The First Black Presidnt)になりましたね。

アメリカ人の黒人を最近は African-Americans というようですが、今でも black と言われるほうがいい、という人もいるようです。

Black is beautifull!

というスローガンが流行したこともありました。

インディアンの方々を Native American といいますが、ちょっとわかりにくい。

「インディアン」であることに誇りを持ち、Indian や American Indian と呼ばれることに抵抗がないインディアンの方もいるようですけど。

というか、Indian という言葉はコロンブスがアメリカ大陸をインドと勘違いしたことからできた言葉なんですけどね...。

そのほか、come after は「後ろから忍び寄る」的なニュアンスの使い方もあります。

Longman の定義。

to look for someone in order to hurt them, punish them, or get something from them

...恐ろしい定義。

それでは恐ろしい例文を。

She was terrified that Trevor would come after her.
彼女はトレバーが自分を狙ってくるのではないかと恐怖におびえていた.
―「Longman」

Trevor ...怖い。

怖すぎる...。

というか、彼女、まずは警察に相談を。

She came after me with a gun.
銃をもって私を追ってきた.
―「新編 英和活用大辞典」

me が 上の英文の Trevor だとすると、立場逆転。

どちらが悪いのか?

決着は、裁判にて。

come after は恐ろしい使い方以外もあります。

Your turn comes after me.
あなたの順番は私のあとですよ.
―「新編 英和活用大辞典」

順番は守らなきゃ。

店員 : 「はい、味噌ラーメンいっちょっ!」

あ、来た来た。

あれ!? ちがう人のところに...。

あの人、俺らのあとに来たよね...?

こっちが先に注文したのに...。

店員 : 「はい、激辛味噌ラーメンいっちょっ!

やっと来たか...。

えっ!? またちがう人のところ!

こんな経験をしたことがあるあなた。

頭にくるのは十分わかりますが、そっと自分の手を見て、こうつぶやいて、がまんしてください。

His order comes after me ... His order comes after me ... His order comes ...

コメント

from Junpei642

今日も勉強になりました。
come acrossはよく目にしますが、
come aboutは知りませんでした。
しかし、実際に自分が使えるかどうかと言うと、
なかなか出てこないかな?
意識して使わないと出てこないし、使わなければ定着しない。それが難しい。

今日 あらたに英語のことをブログに書きましたので、そこでも貴サイトについて紹介させてもらっています。
だって勉強になりますからね。

from 管理人 まさんた

Junpei642 さん、こんにちは。
今回、come を使った表現を書きましたが、それじゃあ自分が実際に使えるかどうか…と思うと、疑問符3つ。

「意識して使わないと出てこないし、使わなければ定着しない」

ほんと、そうですね。
ただ、自分は今は英語を使う必要が全くない環境にいるので…

そのぶん、洋書や辞書を丁寧に読み、ブログに書くことによって、自分の中に「定着」させようと思っています。

ブログに書くのも、勉強になりますからね。
Junpei642 さんのブログの新カテゴリー、「英語のお話」、楽しみにしています。

ただ、あまり「英文を引用しよう」と思いながら洋書を読むと…

自分のように、読みながら楽しんでいるのか、苦しんでいるのか、よくわからないことになってしまうので、ほんと、「おっ!」と思った表現限定がいいと思います。

洋書に限らず、本は読んで楽しむものですからね。

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