2009年1月のエントリー

わが国の英語英文学界の誇るべき業績の一つに英文解釈法の確立があると言ったら、人々はびっくりするかもしれないが、必ずしも奇矯(ききょう)な意見ではない。
日本の英学界が世界に誇ることのできる学問的業績はまことに淋しいが、英文解釈法というものを研究しようということは夢想だにされなかった。
英文解釈法などという語すら学者の口にすべきものではないとされているかのようである。
―外山滋比古(著)『新・学問のすすめ』

たしかに『英文解釈法の歴史』のような本は見かけないですね。

続きを読む »英語を読む、メガネ

杜撰(ずさん)という言葉がありますが。

それは、杜黙詩撰(ともくしさん)の略語で...

まあ、言いたいのは、自分はズサンだ、ってこと。

自分で書いたものを読んでみたら、誤字、脱字、spelling mistake の多いこと、多いこと。

続きを読む »誤字、脱字、杜黙詩撰なもんで...

このブログを始める前は、James Joyce の 「Ulysses」に熱中していまして。

で、「Ulysses しちてんばっとー記」なるものを「一太郎」で作っていました。

たとえば、lourdliy なる単語について。

※(G)とは、「Ulysses」の注釈本 Don Gifford の 「Ulysses Annotated」
※(T)とは、Weldon Thornton の「Allusions in Ulysses」

(G)によると、意味は =heavily。
(T)にはない。
なぜか OED にも載っていない。
スペルが似ている単語で、lourd、lourdly 「にぶい,だるい,のろい,馬鹿な』はある。
この2語は仏語からの借入語。
ということは、仏語の lourd もしくは、借入語 lourd、lourdly からのジョイスの造語か?スッキリせず。

続きを読む »Ulysses の誘惑

洋書レビューを含め、英語関連のブログ・サイトは数千、数万あるでしょう。

これから英語学習のブログを始めよう、と思っている方も多いはず。

そんな方々への、ちょっとしたメモです。

といっても、ブログの内容とかではなく。

そんなの、好きなように書けばいいのですから。

とうわけで、ローマ字のフォントの話。

続きを読む »英語学習ブログの、ちょっとしたメモ

come を使った熟語その3

今回取り上げる熟語は、

  • come by

「立ち寄る」と「手に入れる」という意味。

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最近(というか数ヶ月前から)、こんなコメントをくださる方がいまして。

↓クリックで拡大。

目的なに?なコメント

このコメントの、目的はなに?

続きを読む »究極のスパムコメント?

高校時代、よく考えもせず、ただ丸暗記

as if = as though 「まるで~であるかのように」

それ以来、なぜ同じなのか、考えたことはありませんでした。

ですが、最近よく使っている『ヴィスタ英和辞典』を見たら、なぜ同じ意味になるのか、詳しい解説を発見。

まあ、知ったところで英語力がアップするとか、宝くじに当るとかではないので、興味がある方は続きをどうぞ。

続きを読む »as if と as though の意味が同じなのは、なぜ?

このところ、英語の基本動詞について書いていますが、ちょっと思いました。

先に前置詞(副詞)をまとめておいたほうがいいかな、と。

動詞+前置詞(副詞)のような、熟語というか句動詞というか。

熟語の意味を最終的に決めるのは、前置詞(副詞)のような気がして。

I take back what I said about you the other day.
先日あなたについて言ったことは撤回します
―「ヴィスタ英和辞典」

この英文で、「撤回」という意味を与えているのは back のほう。

続きを読む »基本動詞よりも、前置詞・副詞が先?

英語の基本動詞についてで書いた通り、get や give といった単語は、英語圏で生まれ育った人たちにとっては、子供の頃から何万回、何千万回と耳に入り、自ら使った英単語です。

いうなれば、体の中にしみこんだ英単語。

ですから、もし、英語圏で、" get 使用禁止法案 " が可決されたら、会話はまったく成り立たなくなるでしょう。

" put 使用禁止法案 " でもいいが。

しかし、日本人が英語を習う場合、逆にこういった英単語は「簡単だ」と、あまり深くは教えられません(※ 自分は「学校英語肯定派」ですが)。

続きを読む »英語の基本動詞は大切だが...書くとなると...

come を使った英熟語その2

今回は、

  • come along
  • come around, come round
  • come at

の3つを取り上げます。

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come を使った英熟語その1

「come を使った英熟語」の1回目は、

  • come about
  • come across
  • come after

の3つについて、英和・英英辞典から例文をあげ、どんなニュアンスの熟語なのか調べてみます。

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come 英語の基本動詞

come の基本概念を 『Longman Dictionary of Contemporary English (以下、Longman)』で調べると、

MOVE TOWORDS SB/STH

つまり、

誰か(何か・どこか)に向かって動く

図にすれば、

come の基本概念

しかし、come がやっかいなのは、日本語の「来る」と「行く」が合わさった意味をもつ、ということ。

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