現在分詞と、名詞(~ing) ~英語の読み方(3)

現在分詞と、名詞(~ing) - 名詞を後ろから説明する語句

前回の名詞を後ろから説明する語句、とは?で書いた通り、前の名詞を、

その名詞がどんなものなのか?

を、後ろから説明する語句は、7種類。

今回は、名詞(~ing)(※現在分詞)について。

現在分詞と過去分詞

ところで。

分詞には現在分詞過去分詞があります。

英文法用語にはよくあることですが、この分詞という文法用語はよくわかりにくい。

現在分詞と過去分詞は,一般に用いられている名称ではあるが,両者は時に関係なく用いられるので,適切な名称とは言えない.
安藤貞雄(著)『現代英文法講義 』

現在分詞も過去分詞も、動詞形容詞が合わさったものなので、自分としては、それぞれ ~ing 形容詞~ed 形容詞 とでも呼びたい気がしないわけでもなし。

名詞の前に置かれる現在分詞(~ing 形容詞)

~ing 形容詞(※現在分詞)の多くは、名詞のに置かれます。

意味は二つ。
「~する,(形容詞になって)~な」、「(今現在)~している」。

She smelled her own burning hair.

【訳】
彼女は自分の髪の毛が焦げる臭いをかいだ。
(→自分の髪の毛が焦げる臭いがした)
J.Deaver 「The Coffin Dancer」

この、burning という単語は、もともとは burn 「燃える」という動詞の現在分詞(~ing 形容詞)。

現在分詞には、意味は先ほど書いた通り、二つあります。

1.~する,(形容詞になって)~な
2.(今現在)~している

引用した英文、

She smelled her own burning hair.

の場合、意味は「(今現在)~している」。

英文の時制は過去ですけど、その時点では、髪の毛が焦げるのが進行中

進行中でない意味の ~ing の例文としては、次のことわざ。

A barking dog seldom bites.

よく吠える犬はめったに噛みつかない。

これは、

今現在、吠えている犬はめったに噛みつかない。

ではなく、

一般的に、よく吠える犬というものは...

ということ。

例文、もうひとつ。

Many working women rely on relatives for children.

自分の親などに子供の面倒をみてもらっている働く女性がたくさんいる。
-「Longman」

24時間、毎日毎日、働き続けている女性はさすがにいないでしょう。

この working は、ただ単に、専業主婦ではなく、働いている(職に就いている)という意味。

たとえば、

My sister works at a deparment store.

姉はデパートに勤めています.
-「ヴィスタ英和辞典」

この姉は、まさしく a working woman。

毎週、五日に四日、ズル休みしても。

出勤したらしたで、まったく働かなくても。

こういう working は、動詞としての役割がかなり薄まっています。

余談ですが。

先ほどの例文、

Many working women rely on relatives for children.

自分の親などに子供の面倒をみてもらっている働く女性がたくさんいる。

relative という単語について。

受験勉強をしている頃、「親戚(しんせき)」と覚えた気がします。

確かに「親戚」という意味でも使われますが、めったにありません。

relative は、ズバリ、「家族,身内」。

家族というと、親や、兄弟・姉妹や、旦那、妻、おじいちゃん、おばあちゃん...

など、たくさんの候補がありますが、英文の和訳は「自分の親などに」としておきました。

ちなみに、英英辞典の relative の定義は、もっとズバリ。

a member of your family
-「Longman」

家族のなかの人。

ですから、親・兄弟ではなく、「親戚」と言う場合、

a close relative,a distant relative

と言ったほうが、よりはっきりするでしょう。

完全に形容詞となった現在分詞(~ing 形容詞)

もうひとつ、「(今現在)~している」の意味ではないものに、

an interesting book

などがあります。

今現在、人に興味を起こさせている

のではありません。

こういう現在分詞は、分詞というよりも、性質を表す形容詞と考えるのがいいかもしれません。

実際、intersting や surprising などは、辞書では形容詞として扱っています。
※working や burning も形容詞化していますが。

まとめると、現在分詞(~ing 形容詞)には二つの意味。

~する,(形容詞になって)~な

(今現在)~している

A barking dog seldom bites.

an interesting book

She smelled her own burning hair.

この違いは、英文を実際に読んでいるときには、そんなに意識しなくてもわかることですが。念のため。

名詞(~ing)

いつものように前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題。

名詞の後に(~ing)が続いた場合。

まずはミステリーの洋書からの引用文を。

とある、失踪事件が起きた車内の描写。

There was no blood, no gunshot residue, no scuff marks indicating struggle.

【語句】
¶residue/ズィデュ(名詞)痕跡(こんせき)。
¶scuff/スカフ(名詞)擦り切れたところ。◆scuff mark 擦り傷。
¶indicate/インディケイト(動詞)示す。
¶struggle/ストゥラグル(名詞)もみ合い,格闘。

【訳】
血痕や発砲の痕跡もなく、もみ合ってできた擦り傷もなかった
Jeffery Deaver 「The Coffin Dancer」

普通、現在分詞は名詞のに置かれますが、この英文では後ろにおかれています。

それは、現在分詞の indicating に目的語(struggle)があるから。

名詞の前に置き、

no indicating struggle scuff marks

としてはいけません。

英語には、

形容詞化していない分詞は,単独なら名詞の前,目的語や修飾語句を伴う場合は名詞の後に置く。
「表現のための実践ロイヤル英文法」

というルールがあります。

同書に載っている例文、

A drowning mans will catch at a straw. 〈ことわざ〉

(おぼれる者はわらをもつかむ)

He was like a person drowing at sea, in a fierce storm, clinging to a raft with one hand.

(彼は,まるで荒れ狂う嵐の海で,救命いかだに片手でしがみついているおぼれかかった人間のようであった)

二番目の例文の ~ing を person の前に置き、

He was like a drowning at sea, in a fierce storm, clinging to a raft with one hand person.

とでもしたら?

コンピューターに翻訳させたら、さぞかし変な訳文が出来上がるでしょう。

みなさん、やってみてください。

というか、自分でやってみました。

彼は海のようにdrowningは、激しい嵐、いかだにしがみついて、人を片手でです。
- Google 翻訳

1人の手人といかだにしがみついて、激しい嵐において、彼は海上にdrowningするようでした。
- Yahoo!翻訳

わざと変な英文にして、それを無垢なコンピューターに翻訳させておいてナンですが、この訳は、スゴイ。

いずれ、コンピューターの翻訳能力が向上すれば、

これは不自然な英語です。英語には、形容詞化していない分詞は,単独なら名詞の前,目的語や修飾語句を伴う場合は名詞の後に置く、というルールがあるので、ござる。

とでも指摘してくれるか?

それはともかく。

There was no blood, no gunshot residue, no scuff marks indicating struggle.

の読み方。

There was no blood,
血痕がなかった、

no gunshot residue,
発砲の痕跡も(なかった)

no scuff marks
擦り傷も(なかった)

indicating ...と続くのをみて、

どんな scuff marks ?

indicating struggle.
もみ合いがあったことを示す

ところで。

no scuff marks indicating struggle

これを関係代名詞の省略と考えれば、

no scuff marks which indicated struggle

となります。

no scuff marks indicating struggle

と、見た目が進行形でも、関係代名詞に書き換えれば進行形にはなりません。

※関係代名詞に書き換えると、動詞に時制が現れてきます。
逆に言うと、名詞(~ing)のときには時制が(表面上は)消えます。

一方、杉山忠一(著)『英文法詳解』に載っている例文、

The man reading a book over there is his teacher.
あそこで本を読んでいる人は彼の先生です。

を書き換えれば、

The man who is reading a book over there is his teacher.

と進行形になります。

つまり、名詞のに置かれる現在分詞には二つの意味がある、と書きましたが、名詞の後ろに置かれる現在分詞にも、当然、二つの意味があります。

There was no blood, no gunshot residue, no scuff marks indicating struggle.

の場合、

一般的に、もみ合うとできる擦り傷」

を示す、ということであり、実際に進行中のことではありません。

一方、

The man reading a book over there is his teacher.

は当然、今現在~している です。

名詞(~ing)にある主語・述語関係

現在分詞は動詞の働きがありますから、

名詞(~ing)

には、名詞 が(は)~する、という主語・述語の関係があります。

(no) scuff marks indicating struggle

の根底には、

scuff marks (S) indicate (V) struggle (O)
擦り傷もみ合い(があったこと)を示す

という、主語(S)述語(V)の関係が。

もうひとつ、英文を。

The noisy room was filled with heavy middle-aged men drinking coffee and eating store-bought pies.

【語句】
¶heavey/ヴィ(形容詞)体格のよい。
¶store-bought (形容詞)市販の,店で買える。

【訳】
がっしりとした中年の男たちが、コーヒーを飲んだり、どこかの店で買ってきたパイを食べたりして、休憩室はごったがいしていた。
Jhon Grisham 「The Firm」

英文を最初からみてみると、

The noisy room was filled
騒々しい部屋はいっぱいだった

何で?

with heavy middle-aged men
がっしりとした中年の男たちで

どんな男たち?

drinking coffee
コーヒーを飲んでいる

and eating store-bought pies
そしてどこかの店で買ってきたパイを食べている

この英文には and で並列された(~ing)が二つ付いています。

heavy middle-aged men
drinking coffee
and
eating store-bought pies

もちろん、この句の根底には、

Heavy middle-aged men were drinking coffee and eating store-bought pies.

がっしりとした中年の男たちがコーヒーを飲み、どこかの店で買ってきたパイを食べていた。

という主語(S)と述語(V)の関係があります。

名詞(~ing)だからといって...

形が名詞(~ing)でも、名詞を後ろから説明する語句、ではない場合もあります。

たとえば、

She seemed very spooked, eyes flitting like birds'.

【語句】
spooked (形容詞)おびえた。※spook (動詞)おびえさせる、が形容詞化したもの。
flit (動詞)(鳥などが、場所から場所へ)すばやく飛び回る。

彼女はとてもおびえているようで、目があちこちとせわしなく動いていた。
Jeffery Deaver 「The Coffin Dancer」

これは意味上の主語がある分詞構文。

分詞構文は入試問題の英文ではあまり出てきませんが、洋書を読んでいると毎ページ、毎ページ出てきます。

必ず、絶対、何がなんでも、これでもか!というぐらい、出てきます。

そのうち、分詞構文について書こうと思っています。

さて次。

He remembered he had a cigarette going in the ashtray and tossed it out the open window.

彼は灰皿に火をつけっぱなしにしている煙草があるのを思い出し、それを開けてある(車の)窓からポイと投げ捨てた。
Michael Connelly 「The Black Echo」

これは、名詞を後ろから説明する語句と考えてもいいと思います。

でも正式?には、第五文型。

have O ~ing
O を~したままにしておく

例として、

He had the water running in the bathtub.
彼は浴槽に水を出したままにしていた.
「ジーニアス英和辞典」

あ、言い忘れましたが、煙草のポイ捨てはマナー違反です。

マネしないように。

あと余談ですが、日本でいうタバコは、英語では cigarette

tobbacco は、パイプに詰めるもの。

余談、終わり。

そのほかにも、文法的にきちんと説明しにくい名詞(~ing)があります。

The sigh from Dellrey suggested trouble brewing.

【語句】
brew (動詞)(嵐などが)起こる。

デルレイのため息を聞いて、何か問題が発生したのだとわかった。
Jeffery Deaver 「The Coffin Dancer」

辞書で調べても、suggest O ~ing で「O が~することを暗示する」という意味はありません。

でも意味は明らか。

trouble と brewing に主語・述語の関係が。

こういうことは、洋書を読んでいると、よくあります。

だから、たくさん洋書を読んでなれましょう!

と、開き直るしかありません...

~ing は意味、多し

~ing の形をしたものは、そのほかにもたくさんあります。

進行形とか。動名詞とか。

そのうち、~ing のまとめ、を書きたいと思います。

コメント

from kaz

いつもお世話になっていますm(__)m
伊藤和夫氏の記事等、大変参考になります。

形容詞化していない分詞は,単独なら名詞の前,目的語や修飾語句を伴う場合は名詞の後に置く。
-「表現のための実践ロイヤル英文法」

とあるのですが、単独の場合でも、後から修飾できるのでしょうか。
a man walkingなどと言った様にです。
時々見かけているような気がするんです。

あと、drowningのnが抜けてるみたいです。

失礼しました。

from まさんた

Kaz さん、こんにちは。

drowning の件、直しました。
ご指摘、ありがとうございます。

現在分詞が単独でも名詞の後から修飾することもあると思います。

うろ覚えで書くのはアレなので、ペーパーバックから集めた英文を。
グリシャムの「The Firm」より。

The storm door was open, and through the screen Mitch could see a small color television and the silhouette of a man walking by.

防風用扉(※ 日本でいう、雨戸)は閉まっておらず、網戸(screen)越しに小さなカラーテレビと、はっきりとは見えないが(※ silhouette なので)、そのそばを歩いている男の姿がミッチの目に入った。

walking by と by が付いていますが、単独で修飾していると考えてもよさそうです。
この英文の場合、正式?には walking by it なのでしょうが、意味が明快なら、省略できるものは省略するのが現在の英語なのかもしれませんね。

電話で、

This is ~ speaking.

と答えるときの speakingも、

speaking with (to) you

の省略形なのかもしれません。

口語では、名詞(← 単独の現在分詞)はたまにあるような気がします。

今後、単独で後から修飾する英文を探しながらペーパーバックを読んでみます。
ミステリーの会話は口語が多いですから、たぶん見つかるはず。

この記事の最後に引用した英文、

The sigh from Dellrey suggested trouble brewing.

も、そのパターンかな、と。

話は変わりますが、この記事はそのうち書き換えます。
もっといい英文を集めたので。

でも “『英文解釈教室』を読む” が一段落しないことには。

僕はいつも書けば長文。
それでもいいや、という思い半分。
短くすべし、という思い半分。

面白い記事ならどんなに長くても、と思いますが、僕は読ませる力量がないので、書いたのを削る作業に苦労しているところです。


from 新谷仙蔵

まさんたさんの返信にあるwalking byのbyは前置詞ではなく、「通過」を意味する副詞ではないかと思います。
この文脈では、網戸越しに小さなカラーテレビと歩いて(窓の向こうを)横切る人影を見たという意味になると思います。

from Kaz

レスして下さって有難うございます!!
それもわざわざ例文を探してくださって!

私も口語で聞いた事がある気がします。
ひょっとしたら正式には誤りかもしれません。

a man walking by
なのですが、これはひょっとしたらセオリー通りかもしれません。
私も気になって調べているのですが、私の文法書には、
「通常、分詞が1語単独なら名詞の前に置かれ、語群をなしていれば名詞の後に置かれる」
とあるので、walking byはおそらく単独ではないのだと思います。
ロイヤル英文法の「単独」というのも、純粋に語数の事を言っている可能性があるんです。
ただ、本当に1語だけで後置修飾している場合も存在しそうです。
「通常」と書かれていますし。
また、上の様な形のものが、省略によってそうなった可能性が高そうです。

This is ~ speaking.

を読んで正にそう思いました。
今までただの成句だと思っていたんですが、
確かにspeaking with (to) you が元である可能性が高そうです。
納得できました。有難うございます!!


また、
The sigh from Dellrey suggested trouble brewing.
なのですが、
troubleを動名詞brewingの意味上の主語
と考える事はやはり誤りなのでしょうか。

もしそれが許されるのなら、
名詞(← 単独の現在分詞)
と思っていたものの多くは、それだったのかもしれません。


それから話は逸れてしまうのですが、私も英文解釈教室、いつか読破してみたいと思っています。
予備校のある有名な先生が、解釈の人は皆おそらく一度は目を通してる、と言っていました。
私はまだナビゲーターとビジュアル、700選までで、
教室系は一切手付かずですが(;^_^A
受験にまつわる記事、これからも読ませてください。
また、私のたわい無い話に付き合ってくださって有難うございます。
大変勉強になります。
長文失礼しました。

from まさんた

Kaz さん、こんにちは。

The sigh from Dellrey suggested trouble brewing.

この、trouble brewing は、

trouble (has) brewed
もしくは、
trouble was brewing

が “ギュッ” とつまった形かもしれません。

あるいは、第五文型の、S V O ~ing の類推から、suggest でもこの形を使ったのかも。

何はともあれ、trouble は brewing の意味上の主語なのは間違いないと思います。
trouble と brewing に意味上の主語・述語関係がありますから。

ところで。

第五文型は第三文型だ、と言う人もいます。

I thought John innocent.

これは受験英語では、第五文型と習いますが、いや、第三文型だと。
拙記事 - http://www.ma-santa.com/2009/02/s_v_o_to_be_c.html

名詞(← 前置詞、現在分詞、代名詞などの形容詞(句・節)

これは “たわい無い話” どころか、英語と日本語の違いの典型かと。
英語 [S V O]、日本語 [S O V] と並んで。

Kaz さん、僕がきちんと答えれるかは別問題として、疑問に思ったことをコメントして頂けると有難いです。
質問に答えるのは、自分自身の勉強にもなりますので。

from まさんた

新谷仙蔵さん、こんにちは。

walking by の by は副詞でしょうけど(by の目的語がないので)、元は前置詞だと思います。

元前置詞の by、「何のそばを通った?」と考えると、カラーテレビと思ったので、by (it) の候補はカラーテレビかな、と思いまして。

そのほかに、元は前置詞だった by の目的語となる候補は・・・と思った次第です。

from 新谷仙蔵

byが本来前置詞であるのはそのとおりですが、前置詞か副詞かということは、目的語の有無だけではなく、文の構造(句動詞における目的語代名詞の位置がその例)や意味にもかなり影響を与えます。


ある辞書の例文から引用して説明します。
A dog ran by.(犬が走り過ぎて行った。)

上の例文の場合、単に前置詞の目的語が省略されたものと考えると、何のそばを走っていることになるでしょうか?
あえて言えば、この文の中には現れていない私(もしくは話し手)ということになるのでしょう。
しかし、たとえこれがby meの省略だと解するとしても、それではこの犬は私のそばをくるくる走り回っているのか、私を走って追い越しているのか、どちらとも言えない(文脈による)ということになります。

まさんたさんの例文に話をもどしますと、小さなカラーテレビがあるのは当然室内、歩いている人影は部屋の中を移動するわけですが、小さな部屋であれば部屋全体がテレビのそばということになりかねません。
そう考えると、部屋の中で歩いているのにわざわざテレビのそばを歩いているという文章をわざわざ作者が書くだろうかという疑問がわきます。
じっと立っている場合なら、テレビのそばという表現をすることもあるでしょう。
しかし、歩きながら移動している場合、あり得ないわけではないが、かなり特殊な文脈でしかそういう表現はしないと思います。

一方、byを副詞と考えれば、人影が歩きながら通りすぎて行った、つまりミッチの視界に入ってきて視界から消えて言った状態を意味すると考えることになります。

副詞として使われているbyの前置詞の目的語をわざわざ探そうとすると、かなり解釈に無理が出てくるのではないでしょうか。
そもそも、前置詞の目的語が省略されたものとして解釈できるなら、辞書でわざわざbyに副詞の項目を作る必要などないはずだと思うのですが。

from Kaz

『現代英文法講義』の第五文型≒第三文型、勉強になりました。
私にはまだ早い話題かもしれませんが汗

…walking by のbyに限らず、殆どの前置詞は副詞として単独で使えますよね。
それらは元々は目的語を後ろに持つ前置詞だったって私も聞きました。

またROM専に戻ります。
これからもよろしくお願いします<(_ _)>

from まさんた

新谷仙蔵さん、こんにちは。

by などの、本来前置詞であった副詞、文の構造や文脈によって意味が替わるのは、その通りだと思います。

Another year has gone by.

この by など完全に副詞化していますね。

ですから、辞書に by をはじめ、around などが「副詞」として項目立てされているのでしょう。

去年、英語を教えていて、

They ran around the house

なる表現がありました。

「家の周りを走った」との訳語ばかりでしたが、家中をドタバタと走った、の意味だと教えた記憶あり。
なぜなら親戚の家に子供たちが大勢集まり大騒ぎ、という文脈だったので。

話がそれましたが、あの英文(walking by)、の前後関係を書きますと、家ではなく、キャンピングカー(camper)より少し大きなトレーナー(trainer)なんです。

しかし、原文の情報はこれ以上は、なし。

ということで、新谷さんのご意見が正しいかもしれません。

ただ、わざわざ小さなカラーテレビ(が見えた)と書いてあるので、by を副詞から前置詞に還元し、by の目的語は何ぞや?と考えてみました。

訳としては、「側を」なり、「近くで」なり、「横切って」なり、たくさんあると思いますが、無難に「側」を選んだ次第です。

ほんと、この英文は前後の文章を書いてもあまり意味がないと思ったので、文脈を書きませんでした。
以前の、「指紋の組み立て」とは違って。

『The Firm』の翻訳があります(嫁は英語が苦手でして、僕が英語で読んだ本の翻訳を読んで、あーだ、こーだ、と互いに語り合った、懐かしくも、今となっては・・・愚痴になるのでヤメ)。
でも見つからず。
震災によって僕の本棚は甚大なことになってしまい、逆に?もう読まない本は他の場所に移したので。
週末にでも探して、どう翻訳されているか確認してみます。

from まさんた

Kaz さん、こんにちは。

このブログを始めた当初は、受験英語を終えて、洋書を読み始めた人向けにナンダカンダと書こうと思っていましたが、最近、英文法軽視の方向に向かっていると知り、いつの間にか、学校文法(受験英語)に関心が、となりました。

僕は今、ラテン語の復習の合い間に記事を書いています。

よって、当ブログ、更新はマメではないと思いますが、Kaz さん、気が向いたら、気軽にコメントして下さいね。

by 管理人、まさんた。

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