ナマケモノ哀歌

動物界の、なんともいえないネーミングの東西・両横綱といえば、

  • ナマケモノ
  • アホウ鳥

でしょう。

ワライカワセミ、も捨てがたいが。

鳥なのに笑うのか?
鳥なのに何ゆえ セミ なのか?

と、子供のころ不思議に思い、眠れぬ日々、数知れず。

それはともかく。

今回は、ナマケモノのお話。

ナマケモノは本当にナマケているのか?

ナマケモノ。

漢字で書けば、樹懶

というのは、怠ける、という意味ですが、もとは、「頼(たよ)る」の「頼」。頼ってばかりで怠けもの、という感じか。

それはともかく。

ふつうに読めば、ジュライだが、樹懶と書いて「ナマケモノ」と読ませるのは日本語のなせるわざ。

げに、恐ろし。

それも、ともかく。

そんなナマケモノ。
Wikipedia をみると、木の一部に擬態化し、ジャガーなどの捕食者から身を守るために怠けている、じゃなく、じっとしているらしい。

しかし。

機敏に動くことができないので、ワシには簡単に捕食されてしまう。急速に突撃してくるワシの一撃は強力で、攻撃を受けたナマケモノは大抵すぐに絶命してしまう。ワシのエサの3分の1は、ナマケモノが占めている。
-Wikipedia 「ナマケモノ」

嗚呼…ナマケモノ哀歌。

涙をぬぐい、それはともかく。

英語版、Wikipedia の Sloth には面白いことがいっぱい。

ナマケモノの体重の3分の1は、胃の中身。

※As much as two-thirds of a well-fed sloth's body-weight consists of the contents of its stomach...

一日に15~18時間は眠っている。

※Sloths are among the most somnolent animals, sleeping from 15 to 18 hours each day.

もうちょっと…起きていようよ…。

ワシに狙われちゃうよ、そんなに寝てたら…。

でも起きていても。

ナマケモノは、必要なときだけ動くが、それでもとってもゆっくりと。

※Sloths move only when necessary and even then very slowly:

しかし。

危険が迫ったときには、びっくりするほど素早く動ける。

※They can move at a marginally higher speed if they are in immediate danger from a predator...

なんだ。やればできるじゃん。

と思ったが、そのスピード。

1分間に4.5メートル

4.5 m / 15 feet per minute

一瞬、1秒間に 4.5メートル、かと思いました。

でも、minute は「分」だと中学で習った記憶が…。

それにしても…。

1分で4.5メートル・・・

1秒だと7.5センチ。

遅くないか?

ん・・・

10秒でも1メートル進まない。

遅くないか?

ん・・・

英文の、

at a marginally higher speed

これぞ、比較級のワナ。

marginally higher ですから、普段のナマケモノにしては、が基準。

それじゃあ、普段どんだけ遅いんだ?

地上では最高で1分で1.5メートル。

普段は1分に 15~30センチ。

※On the ground their maximum speed is 1.5 m (5 feet) per minute. They mostly move at 15-30 cm (0.5-1 feet) per minute.

木の上での普段のスピードは不明ですが(おそらく動かない?)。

地上で最高 1.5 メートル。

先ほどあげた、marginally higher なスピードが 4.5 メートル。

これは木の上での最高スピードか?

ということは・・・

木の上では3倍のスピードが出せる・・・

3倍・・・

3倍・・・

赤い彗星・・・

ナマケモノは・・・

木の上では赤い彗星のシャア!!

なのか?

それはともかく。

OED の sloth にこんな引用文がありました。

1681年に出版された、Grew という解剖学者?の本から。

The Sloath...An Animal of so slow a motion, that he will be three or four days, at least, in climbing up and coming down a Tree.
※Sloath は原文のまま。

ナマケモノは、とても動きがゆっくりな動物で、木を上ったり、地上に降りるのに、少なくても3・4日かかる。
-「OED」

ほんと?

もうちょっと早いような気がするが…。

それはともかく。

ナマケモノ、なぜ地上に降りるのか?

Wikipedia の英語版より。

They come to the ground to urinate and defecate only about once a week.

用を足すときは地上にて。

しかも週に一回。

それが大人の、じゃなく、ナマケモノのマナー。

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