The Bone Collector

by Jeffery.Deaver

最後にマジで!と叫びます。

主人公は四肢が不自由になり、ベッドから出ることのできない元科学捜査官、リンカーン・ライム。

対するはボーン・コレクター。

名前の通り、犯人の嗜好は骨、骨、骨。

ベッドから出られない科学捜査官、という設定を最初は「どうかなぁ・・・」と思いましたが、読んでみるとなかなかハマッてます。

本人が犯行現場や捜査に行けないので、「一歩遅かった!」や「もっと早く気づいていれば!」という遅すぎ効果が活かされます。

彼の代理で(強引に)危ない目に遭うのが元モデルの美人警官、とくれば、さらに「気づくの遅いよ!遅すぎるよライム!」となります。

美人警官のアメリア・サックスはかわいそうなくらい危険なことをさせられます。
他に屈強な男の警官たちが大勢いるのに、なぜか真っ先に現場に行かされます。

赤毛のアメリア。

ちなみに、自分は女性の魅力は三十路を超えてからと確信している男ですが、ヒロインの年齢が31でよいのか?

これはシリーズ化しており今でも新作が刊行され続けています。
シリーズスタートからすでに8年。
今後もどんどん新作が出るでしょうからヒロインのアメリア・サックスも当然歳を重ねていくだろうし・・・

いや、女性の魅力は若さではありません、として、年齢のことは心配しないことにします。

科学用語、イロイロ。

英文のレベルは高いかもしれません。
科学用語を中心にさまざまな分野の用語が出てきます。

A criminalist is a renaissance man. He's got to know botany, geology, ballistics, medicine, chemistry, literature, engineering.

犯罪学者はルネッサンス時代の人間のようである。植物学、地質学、弾道学、医学、化学、文学、工学を知らなければならない。

と、本人が言っている通りです。

しかし、単語が分からなくても、「あ、これは何かの薬品だな」「これは科学機器の何かだな」と推測できることも多いです。

犯人が残した痕跡を頼りに未知の犯人を追う、という王道のミステリーですが、奇怪な犯人、ベッドから出られない主人公、代わりに現場で奮闘する(しつこいようだが)美人警官、とキャスティングが素晴らしいです。

そして、クライマックスでマジで!と叫ばされます。
きっと誰でも叫ばされます。

自分はクライマックスで信じられなくて読み間違いかと思い何度も読み返しました。

リンカーン・ライム、すんごいです・・・

そして、最後の最後でまた(おまけ的に)「マジで!」と、どんでん返しを用意してくれています。

翻訳本:「ボーン・コレクター〈上〉」「ボーン・コレクター〈下〉」
訳:池田真紀子

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頭の中のデンゼル。

フィリップ・ノイス(監督):デンゼル・ワシントン(主演)

小説では主人公のライムは白人ですが、映画ではデンゼル・ワシントンがライムを演じています。
美人警官アメリア・サックスはアンジェリーナ・ジョリー。

小説とはストーリーが違い、小説を読んだ人でも楽しめますが、個人的に小説の方がよく出来ていると思います。
映画は多少、ストーリーが雑な気がします。

しかし、デンゼル・ワシントンの演技が素晴らしく、この映画を見るとペーパーバックのリンカーン・ライムシリーズを読んでいる時、頭の中にはデンゼル・ワシントンが住み着くようになります。

自分はもう、デンゼルに住み着かれています。

ボーン・コレクター ボーン・コレクター

主演:デンゼル・ワシントン

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