2006年9月23日
The Firm
by Jhon.Grisham
全ては最後の三行です。
トムクルーズ主演で映画にもなった有名な法廷ミステリー。
というか、法廷で検察と弁護士の息詰まる攻防など全くなく、実際はアクションミステリー(という言葉があるのかどうかはわかりませんが)。
主人公のミッチェル・マクディーア(Mitchell McDeere)はミスター・パーフェクトです。
He had the brains, the ambition, the good looks.
頭は切れ、野心があり、ルックスも良かった。
当然、妻アビー(Abby)もべっぴんさんです。
レストランを歩けば男たちは食べるのを忘れ、道を歩けば車の流れを止めちゃうほどの美人さんです。
There were stares along the way. Always stares. Men stopped eating, froze with ribs hanging from their teeth, as Abby McDeere glided by like a model on a runway. She had stopped traffic from a sidewalk in Boston, Whistles and catcalls were a way of life. And her husband was used to it. He took great pride in his beautiful wife.
男たちの視線はクギ付けだった。いつもの視線。アビー・マクディーアがステージ上のモデルのようにスッとそばを通ると、男たちは食べるのをやめ、口に挟んだリブを垂らしたまま固まっていた。ボストンでは歩道を歩いただけで車の流れを止めたこともある。口笛を吹かれたり誘い声をかけられるのは日常だった。夫のほうもそれに慣れており、美人の妻を心から自慢に思っていた。
そんな美人妻を持つマクディーア(愛称ミッチ)がメンフィスの弁護士事務所に入り、当然のごとく事件に巻き込まれていきます。
最初はコソコソした感じの事件が、最後は大事件に発展。
実話なら確実にアメリカで再現ドラマになりそうな事件。
英文は「比較的に」ですが、平易だと思います。ただし、自分は地名と偽名の多さに少し閉口しました。
日本の小説でも地名や人名を覚えきれず、「これ誰だっけ?」となること多いのに、外国の地名や人名は出てきたそばから忘れます。
自分が覚えていられる人名は基本、五人まで。
偽名は基本、忘れます。
妻のアビーもただの美人さんではありません。
えらく危ない橋も渡ります。
渡っちゃいけない橋も渡りそうになります。
後半は夫婦そろって苦労の連続ですが、そんな中でもところどころ会話にユーモアがあって、それがいい感じです。
特に最後の三行が素敵です。
ここで書いちゃいたいくらいに気に入りました。
クライマックスが少しドタバタで不完全燃焼気味に感じましたが、最後の三行で心が晴れました。
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The Firm
by Jhon Grisahm |
翻訳本:「法律事務所」
訳:白石朗
シドニー・ポラック監督 :主演 トム・クルーズ
ストーリーは前半は小説と同じ。後半はけっこう違ってきます。
最後はやはりドタバタなのは小説と同じ。
ストーリーの都合上、映画版には最後の三行はありません。
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映画版「ザ・ファーム」
主演:トム・クルーズ |



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