2006年9月29日
The Black Echo
by Michael Connelly
ハリー・ボッシュ(Harry Bosch)シリーズの第一作目。
主人公のボッシュは、電話で相手の態度が気に入らないと突然電話を切ってしまう、とっても ハードボイルド な男です。
当然、そんな男気たっぷりのボッシュは警察組織にツマハジキ&ノケモノにされ、捜査から外されてしまいます。
が、なんだかんだいって、事件を解決するのは、
やっぱり主人公、ハリー・ボッシュ。
そこらへんは刑事モノの公式&予定調和。
日本人にはわからない、ベトナム症候群。
この作品はベトナム戦争の記憶がキーワードになっています。
ベトナム症候群にさいなまれるボッシュ。ベトナム戦争を共に戦った男が死体で発見される。そして戦争時代のトンネルでの戦いの記憶・・・
アメリカ人はいまだにベトナム戦争の影を引きずっているようです。
アメリカ人の書いたものには、この作品に限らず様々な作品にベトナム戦争への複雑な思いが描かれています。
その思いを日本人が本当に実感できるかといえば、なかなか難しいのですが。
とっても安定感がある作品です。
英文は、口語というかスラングや警官たちの隠語が多く出てきます。
慣れないうちはそれが大変ですがミステリーを読むには必須のものばかり。
推測できる単語も多いですが、難しいと思ったら辞書を引き、じっくりと攻略すると今後ミステリーを読む際に楽になると思います。
タバコ吸い過ぎのハードボイルド、ハリー・ボッシュと相棒になるのはFBIの美人?捜査官。
途中から話のオチが分ってしまいますが、事件にボッシュ自身の過去や恋心などが複雑に絡み合い、しっかりとしたミステリーに仕上がっています。
"ハリー・ボッシュ"シリーズが長く続いている理由は、その安定感なのかもしれません。
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The Black Echo
by Michael Connelly |
翻訳本:「ナイトホークス〈上〉」・「ナイトホークス〈下〉」
訳:古沢嘉通
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以上、「The Black Echo」を読んだ感想でした。


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